障害者自立支援法から、障害福祉サービスにかかる費用を広く国民全体で分かちあうという考えから、原則としてかかった費用の1割を利用者が負担するという定率負担制度が導入された。
しかし、低所得者等への軽減措置などから実質には0.37%となっていたが、それでも当事者からは年金に依存して暮らしている状態には耐えられないなど、生存権に至る論争となった。
その後、平成22年からの障害者自立支援法改正により、平成24年より利益に応じての負担から所得に応じての応能負担となっている。これにより実質的に当事者の負担は...
続きを読む≫ 2014/04/18 15:10:30 メイン
たとえば障害者の施設に入所している場合には、障害福祉サービスとして、利用料の一割を負担しなければならない。
ここについては障害の程度や収入や財産により、負担額が変動するので、具体的数値は控えるが、仮にサービスに対する負担金が0円としたとしても、食費、光熱費、消耗品等の負担金は必ず発生するのである。
食費が一食500円とし、水光熱費が400円/日 とすると1900円/日の自己負担が発生するのである。施設といえどもこの程度の金額はかかってくるのである。
ちなみに1900(円) × 31(日)× 58...
続きを読む≫ 2014/04/18 15:11:06 メイン
消費税の増税の理由としては、他の税を増やすより、国民全体で負担する消費税の方が偏らないという事らしい。
その使い道とは主に社会保障財源として用いることが前提となっている。社会保障の為ということであれば、社会保険方式ではなく、公的扶助である障害福祉施策にはダイレクトに影響して良いはずだが、施設に対しては消費税増税について請求の中に増税分を乗せることは至極当然としている。
さらにこの4月には障害の程度を図る障害認定区分から障害支援区分への変更によってこの等級が上がる人もいれば下がる人もいる。
トータ...
続きを読む≫ 2014/04/18 15:11:46 メイン
障害福祉サービスと言えども経営的な観点でいえば、施設が当時者の替わりに払った分は当然もらう。
障害者当事者としては増税された分は給付されなければ生活の質が落ちてしまう。
障害者は様々な障壁の中で暮らしている。偏見、自己否定、差別等、こころに関する障壁、身体的な障壁、今回俺が言いたいのは経済的な障壁は障害者にとってかなり大きなウェートを持っているということ。望まし暮らし、自分らしく生きることは一定の扶助がなければ可能ではない。
但し、やはり扶助や給付だけで生きることも幸せな人生とも言い難い。はたら...
続きを読む≫ 2014/04/19 07:35:56 メイン
コラム「消費税と障害者の生活」について、Miki Akamiさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/4/10)

障害者の生活に関し、すべての人が自己資金より生活しているわけではない。年金制度もきちんと説明されておらず、会社員の夫と離婚し、その後年金が支給されないというような方がいます。その方々や若くして障害を持ってしまった方などは、どのように生活していけばいいのでしょうか。最低限の生活の保障として生活保護などに頼るが、消費税の増税により、今までの生活を維持できるかというと...
続きを読む≫ 2015/04/10 10:56:30 メイン
コラム「消費税と障害者の生活」について、Sakuyuさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/4/1)

消費税がとうとう8%に上がってしまいましたね。私も家計を預かる者として、財布の紐をガッチリとしめていかなければなりません。でも、どうしても減らせないもの、限度があるものってありますよね。障害者の方の場合、働きたくても働けないご事情があったり、必要な福祉サービスもあるでしょうから、きっと一般家庭の私たちより日々の支出を見直されていることと思います。そうは言っても、限度があり...
続きを読む≫ 2015/04/14 11:12:24 メイン
コラム「消費税と障害者の生活」について、Takominさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/5/21)

消費税が上がるという事は、単にスーパーで買い物する時に「高くなったわ~!」と言っているだけではありませんでした。我が家にも障害者がいますが、リハビリを含めて3つの病院に通っています。そして色々な福祉のサービスを利用する時、消費税がかかるものは、この度の消費税アップでバッチリ支払いが増えているました。我が家は何とかしていますが、あまりに負担が多いと結局はリハビリを減らそ...
続きを読む≫ 2015/05/21 12:10:59 メイン